クックパッドからマーケティングのイロハを学ぶ
- 2013.12.16
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- キラーコンテンツ, クックパッド
クックパッドの利益率、すごいですね。
#2013年12月15日の記事内容のため、
#利用数や料金は古い情報となっています。
クックパッドは国内最大のレシピサイトを運営する企業だ。サイトの会員はレシピを投稿したり、掲載されたレシピを検索、閲覧することができる。月の利用者数は約3200万人。そのうち、レシピを人気順に表示できる有料会員(月額294円)は100万人ほど。近年、急成長を遂げているが、特筆すべきはその高い利益率だ。
2011年4月期の売上高営業利益率は49.8%、12年4月期は49.3%、13年4月期は53.1%。上場企業の営業利益率の平均値は4~5%である。
ちなみに、クックパッドとはレシピ紹介のポータル
サイトです。
1998年に誕生、現在184万以上のレシピが
登録されている日本最大の料理サイトです。
わたしも奥さんもよく利用しております。
実際に利用してみるとわかりますが、
クックパッドには無料で閲覧できる
コンテンツが沢山存在しています。
クックパッドのキラーコンテンツは「レシピ」。
このレシピは運営社のクックパッド社ではなく
一般の料理を愛しているユーザーから投稿を
してもらっているのです。
私の好きな料理家、平野レミさんのような
著名な人のレシピは本を購入することで
手に入れることはできます。
しかし
一般家庭の味(こだわり)は書籍では
買えません。
この184万というレシピは郷土料理的な
「伝えたい」「知ってほしい」「残したい」
そんな料理人の欲求をうまく補完するための
サービスといってもいいのかもしれません。
クックパッドのすごいところは、その欲求を
発見し、それに応えることに特化したサービスを
立ち上げたことです。
さらに、有料化の料金設定も絶妙。月294円
(現在は消費税8%なので302円)。この金額は、
主婦の厳しい金銭感覚でも合格点をもらえる内容
でしょう。
この収益も莫大なハズですが、本当のバックエンド
商品は(おそらく)食料品メーカーへの顧客の嗜好
データを加工したマーケティング支援や広告収入が
想像できます。
最後にもうひとつ。企業の方針として、属人に
頼らない!原価をかけない!自動化する!を徹底
している雰囲気がウェブサービスを拝見すると
ムンムンします。
ビジネスモデルを見てもゾクゾクするくらい美しい。
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)の息吹を
感じずにはいられません。
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