月間100キロのランニングで怠慢デブを卒業した記録

月間100キロのランニングで怠慢デブを卒業した記録

自分に甘いデブこそ、走れ!

 

おひさしぶりです。

元気にフラットに生きております。

 

久しぶりのエントリーは
マーケティングではなく音楽話でもなく
走ることです。

 

走るは人生。

 

あなたは”走ること”にどんなイメージを
もっていますか?

 

苦しいこと?

辛いこと?

楽しいこと?

健康的なこと?

 

この問いに正解はございません。

100人いたら
100通りの考え(思い)がある。

 

少なくとも、昨年(2020年)までの

わたしは走ることは、健康にいいことって
わかっちゃいるけれど、苦しいこと、辛いこと。

そんな考えしか持っていませんでした。

それでは、いってみましょう。

突然それはやってきた

すこし話は遡って。。。

 

2021年1月2日。

 

その時は突然やってきました。

 

息子「お父さん、体重計に乗ってみて」

 

私「お、おぅ」

 

(…まずいな。年末年始は食べてばっかりだ)

 

(しかも最近は体重計にも乗っていない)

 

(自分の体重も把握していない)

 

(下手すると76、77kg位いってるかもしれない:冷や汗)

 

体重計にガチャン、、、

 

息子「何キロ?」

 

私「…な、79.5kg(・・・うっ。人生最高記録更新…ガビーン)」

 

息子と奥さん「・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・やばいね。」

 

薄々わかってはいたんです。

リバウンドプリンス。キングオブリバウンド。ラスト・リバウンドサムライ。

 

そんな称号コレクターである私は
ストレスを食にぶつける傾向にあり。

 

秋〜冬に食欲旺盛になる私であり、
お腹いっぱい = 幸せーの
ロジックに飲み込まれる傾向にあり。

なので。

その後はご想像の通り、新年早々
家族に暗い影を落としたのは言うまでもありません。

 

「このままではいけない…」

 

私は思いました(この危機意識は
過去に3回ほど思っていたりする)。

 

でも2021年はなんだか違いました。

 

今回はなんだか違った理由を振り返ってみる

 

今年、御年43歳になりました。

 

人生100年時代。もう折返し地点が
見えてきました。

 

このまま太り続けたらどうなる?

 

まず奥さんや息子に嫌われちゃう。

 

もう少し自分自身の健康面にフォーカス
してみると、、、

 

7大生活習慣病(がん・脳卒中・心筋梗塞・
高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全)
まっしぐらなのは火を見るより明らかです。

基礎疾患をもつとリスクでかい。
(コロナにかかったら重症化になりやすい)

 

突き詰めると死亡リスクがうなぎのぼりに
高まるってこと。

 

突然ですが、

 

昨年、奥さんが乳がんの診断を受けました。
手術は無事成功。日常生活をしながら治療中。
あまり口では言わないけれど、副作用で痛みと
戦いながら生きている。

 

じぶんは何様だ?と思う。
じぶんの怠慢が、家族に迷惑をかけてしまう。
現実と乖離した生活をしているのではないか!

 

やっぱりデブはいけない。

カムバック・脱デブ。

喝!!

と、痛切に反省・反省・反省した次第なのです。

 

合わせて、、、

 

小学6年生になる息子と2キロ程
ジョギングしても追いつけない始末。

自分の生命保険の見直しの際、
非喫煙優良体型から漏れてしまった体験も
付け加えておこう。
※健康診断の数値で引っかかった。

 

こうした大から小なりの出来事が複合的かつ
短期間にドドド・・・と押し寄せてきたのであります。

 

「このままではいけない」

 

この気持ちを揮発させないように
自分の頭と心の中に閉じ込める方法は何か?

 

案外ぱっと決まりました。

 

「走ろう」

 

と。

 

私の脳内には映画フォレスト・ガンプの
主人公が走ってアメリカ横断をしたシーンが
焼き付いているのかしら。

 

話は冒頭に戻り、、、

 

2021年1月より

 

「自分に甘いデブこそ、走れ!」

 

をスローガンに走りはじめました。

 

このエントリーを書いている2021年10月現在も
続いています。

 

なぜ、続いているのか?

続けるための工夫は?

続けることでどんな変化が起こっているのか?を
ざっくりぽっくり記録したノンフィクションブログです。

 

走りはじめ(2021年1月〜3月)

2021年1月はトータル 28.7キロ走りました

ただ走るのは退屈なので、Nike Run Clubアプリ
(以降、NRC)でログを取ることにしました。

目的は距離を測定することだったのですが、
NRCの音声ガイドランが優秀でこの機能があったから
最初の3ヶ月はそれなりのモチベーションを持続できたと思う。

 

この音声ガイドランの素晴らしいところは
ランニングの心構え、姿勢、呼吸法といった
基本的なことをやさしく丁寧に教えてくれるんです。

5分や10分のショートランもある。

ランニングの駆け出しであり素人であり童貞の
わたしにとってちょっとした衝撃で、

走る = 苦しい思いをして沢山走る

みたいな思い込みをぶち壊してくれた提案だったのです。

 

「え?たったそれだけの時間でも良いの?」

 

「5分でも10分でも”走る”ことを選択することに
意義があるのか」

 

と気付きを得たのです。

 

だからたくさん走る。速く走ることを早い段階で
諦めて、とにかく5分でも良いのでコツコツ積み上げる
ことを目標にランニングをはじめたのです。

 

2021年2月はトータル 46.7キロ走りました

ランの本数、速度、時間も増えて、
79.5kgあった体重は72kg台まで減りました。

「走るって苦しくて辛い事じゃないんだ」

って、実感しはじめた頃です。

苦しい走りではなく、楽しい走りを
自ら選択して実行する。それを継続していく。

ランニングを続けるポイントというか
コツを掴んだ月です。

 

なお、調子に乗って、Twitterもはじめてます(笑)。

 

2021年3月はトータル 58.8キロ走りました

3ヶ月目で念願の月間50キロ超です。

3ヶ月も続くと不思議なもので
すこし孤独感がわいてきました。
あと、自分の現在地も気になってきました。

なので、Twitterを介して先輩ランナーの

「今日は10キロ走りました!」

「今日はハーフ走りました!」

「今日はフル走りました!」

というつぶやきを見ては「モンスターか?!」と
敬愛しつつ、勇気を頂きました。今も!

 

この頃より平日のお昼ご飯にも変化が。

 

炭水化物を減らして
タンパク質を増やす。

 

コンビニのサラダチキンが主食と
なりました。無理は禁物なので平日の
お昼以外は食べたいものを普通に頂きました。
(あ。大盛りは禁止で。)

 

そして、自分へのご褒美システムも発動。
ナイキのペガサス36を購入して気分上げ上げ。
形から入るって、つまりはその気になることだから
大事ですよね。

 

走りなれてきた(2021年4月〜6月)

2021年4月はトータル 96.9キロ走りました

この頃のつぶやきを眺めているとペガサス36を
装着してますます走ることが楽しい!という
パッションを感じずにはいられないつぶやき多め。

「もっと走りたい」という欲求をうまく
NRCの音声ガイドランでコントロールしている形です。

走る”意識”、”姿勢”、”呼吸”。

日々テーマを頭にイメージしながら
走っていました。

Twitterのフォロワーも少しずつ増えてきて、
いいね!の数もじわじわ増えてきて、
遠いけど近い、知らないけど知ってる、みたいな
ゆるくて心地良い関係や距離感に癒やされたと
思います。

 

2021年5月はトータル 106.2キロ走りました

夢の月間100キロ到達です。

4ヶ月の積み上げにより苦痛という気持ちは
どこへやらの露知らず。

すっかりランジャンキーになっておりました
(と、Twitterでつぶやいている:笑)。

 

平均1キロあたり4分台という(今でも)スピードの
向こう側も体験しはじめて、走る喜びを堪能。

月間100キロってステップアップの舞台なのかしら。と
感じている所存です。

 

5月終盤。調子に乗ってNRCアプリのスピードランに挑戦。
はい、最初で最後のスピードランとなっております(笑)。

 

2021年6月はトータル 100.7キロ走りました

梅雨の時期。雨の影響で月間100キロ超できるかなーと
思ったのですが、2ヶ月連続達成。

ランはコツコツ積み上げる喜びが楽しいですね。
自己肯定感を得られる仕組み、みたいなもの。
とても価値のある習慣だと実感する日々。

2月から細々とはじめたTwitter。こちらも
コツコツとランニングログとして投稿していくと
1つの投稿にいいね!がたくさんつくように。

本当にこれが励みになって、走る時は今でも
お一人様なんだけれど、孤独じゃない。
不思議でゆるい繋がり。

Twitterでランログを投稿する時は、
友だちでありお供であり勇気付けてくれる
BGM(のジャケット)を背景にしているのですが。

そのBGM&走りに反応してくれる方が現る。

走ると同じくらい、私にチカラを与えてくれる
音楽にエンパシーを抱いてくれる方との出会いは
それがインターネットの世界であっても嬉しい
出来事でした。

 

走るが習慣化された(2021年7月〜9月)

2021年7月はトータル 107.6キロ走りました

ランの本数が伸びたのは犬の早朝散歩(ワンウォーク)も
カウントしはじめたから。ここからしばらくは平均ペース
当てになりません(笑)。

コロナ禍で、開催の是非が論じられた2020東京オリンピックも
無観客で無事に開催され、大きな勇気をもらったのは言うまでも
ありません。

暑さと上手に付き合って、7月も怪我することなく、
目標数値に到着。大好きな音楽を聴く時間も確保できるし、
誰にも邪魔されないし、季節の移り変わりを感じることもできるし、
百利あって一害なしなんではないかと確信する日々でした。

 

あ。まさにこの頃から「…痩せましたよね?」と言われる
機会が増えました。夏で薄着になって、質問されると喜びます。

質問の前に …と間があるのは、「病気かな?」ってびっくり
するくらい痩せたから。との事でした。ご心配をおかけして
申し訳ございません。至ってピンピンしております。

 

2021年8月はトータル 105.7キロ走りました

#先月から引き続きワンウォークによりラン数、
#平均ペースは当てにならず。

 

8月も2020東京オリンピックの熱狂からはじまり、
音楽ファン歓喜のフジロック2021も無事に開催され、
人生はじめてのドックカフェにも行くことができ、
充実したサマーライフをおくることができました。

走ることは、歯磨き同様すっかり習慣化され、
2021年1月2日の自分からは想像もつかない心と体の
変化変容がここに。

旦那、これが「パラダイムシフト」ってやつですかい?

 

そうそう。8月は1回目のワクチンを接種したんだ。
副反応は軽い倦怠感のみ。コロナに勝てる気がしてきた。

 

2021年9月はトータル 112.7キロ走りました

月間走行距離のキャリアハイ(大げさ)を叩き出しました。

9月はコロナワクチン2回目接種(副反応なし)。健康診断がありました。

79.5kgあった体重は67.8kgに減り、人生はじめての
胃カメラにビビったけれど、己のアップデートver.2021を実感。

11kg重たかったって想像してみるとすごいことだし
怖いことだよなぁって思う。

 

 

まとめ(自分に甘いデブこそ、走れ!)

とりとめのないランログだのに。
ここまでお付き合いありがとうございました。

 

少し前まで走ることは、健康には良いとわかっちゃいるけれど
苦しい、辛いことでした。

日に「5キロ走ってます」「10キロ走ってます」という
人の気持ちが全く理解できませんでした。

 

でも、

 

今は180度違います。

走ることは、ワクワクして楽しい活動です。

日に「5キロ走ってます」「10キロ走ってます」という
人の気持ちに共感します。

 

なぜ、変化できたか。自分なりにまとめると、、、

 

やらざるを得ない状況になった

おそらくわたしを含めた真性怠慢デブは基本的に
受動型なのです。悲しいかな、克己心なんてこれっぽっちも
ないのです。

こうした人間は、尻に火をつける必要があるのです。
(残念ですが自分でつけることはできませんでした)

 

わたしの場合は、「妻の病気」「公開体重測定」「コロナ禍」
この3つが大きかった。

+αとして、子どもと走っても全く追いつけない体たらくと、
昨年の健康診断の結果でとあるガン保険の審査がおりなかった
不甲斐なさがあります。

 

つまり、

・身近にいる人の危機
・自分自身への怒り

 

この2つが変化変容の原動力となっています、今も。

 

続けるためにはアウトプットが必要

この原動力を揮発させないための方法として
「走る」を選んだこと。

Twitterで「言葉(ログ)」を残し、自分を奮い立たせていること。

自分を奮い立たせるという意味では、NRCアプリのガイドラン、
Twitter上で無尽蔵に広がる同志のラン報告の2つも大きな影響力
ありました。

 

つまり、

・行動する
・ログを残す

 

たまたまわたしは「走る」を選択しただけであって
「歩く」だって良いと思うんです。合わせてその結果を
記録する。Twitterでも良いし、手帳でも良いし、頑張った
証を残しておきましょう。将来、自分への資産・ご褒美と
なりますから^^

 

アウトプットする時に大切にしていた3つのこと

アウトプットを実践する時に3つの目標を日々念頭において
いました。

 

・歯磨きレベルまで続ける

「走る」を続けることを”日々強く意識”しました。

1日たった5分でも良いから走ろうと思いました。

走りはじめるまでがしんどい日も結構ありました。

そんな時はログ(記録)を辿りましょう。同じように走っている
先輩方の投稿を眺めましょう。そして最後、気持ちを
前向きなところにぽんっと置いてお休みしてリセット。

そしてまた再起動です。

 

・ぜったい無理しない

1つめと矛盾しているようですが、どーしても
気乗りしない日もあります。その時はさっぱり諦めます。
でも、次の日は5分でも走ろうねと約束を添えて。

それと、走っている最中に体のどこかに違和感や
痛みを感じたら速度を落としたりストップすることは
徹底しました。

「また走りたいなぁ」と感じる余力と気力を残すことが
本当に大事。

日常生活のパフォーマンスを落とすことで、まわりに
迷惑かけちゃうのは本末転倒ですから。

 

・苦しいより楽しむを優先

1つめ、2つめのベースとなる考えです。
苦しい先に喜びや楽しさがあることは知っています。
でも、それはアスリートレベルの方がやればいい。

受動的で克己心もない真性デブを脱するためには、
最初から最後まで「楽しい」がある状態にするのが
めっちゃ大事。

これがないと続かない、土台無理なお話です。

楽しみはたくさんありますよー(そういうの見つけるの得意)。

走る前の飴ちゃん(やラムネをぱくり)。
走行中の音楽(や動画コンテンツ)。
走った後のご褒美スイーツ(やプロテイン)。
走るためのご褒美ギア(ランシュー、ランT、ランパン、スマートウォッチなど)。

 

大なり小なりのご褒美システムをしっかり
構築することによって推進力を高めて参ります。

 

走ることは百利あって一害なし。

 

苦しいより楽しむを優先し、ケガをしないように無理をせずに
走り続けることは、、、

 

健康状態を維持でき、
余計な体重が減り、
暴飲暴食が減り、
ストレス解消になり、
気持ちが前向きになり、
他人にも良い影響を与えられるようになります。

 

そろそろ文章が暑苦しくなってきたので
このへんにしとこう。

 

そうだ、せっかくなので追伸として今年ラスト3ヶ月(10月〜12月)の目標を残しておこう。

 

走る時間を伸ばす

1週間に1回程度、30分は走りたい。無理しないけれど。

 

走り方を研究・開発する

走行フォーム次第で楽に走れて且つスピードアップしたい。

 

スマートウォッチを買う

Garmin(ガーミン)のForeAthlete 55 でほぼ確定。あとは色だけ。

 

そろそろ家族を巻き込む

まずは1キロメートルから。家族でマラソン大会出るのが夢。

 

現場からは以上です。

またね。