ららぽーとが平塚にもたらすインパクトをマーケティング視点で考える

ららぽーとが平塚にもたらすインパクトをマーケティング視点で考える

ららぽーとが平塚市にやってくる?

2015年4月11日追記

直近の情報はこちらも合わせてご覧ください

ららぽーと平塚の開業は2016年秋を予定。平塚市民、歓喜。

 

妻とたびたび話題にしていたネタです。
「日産車体の跡地にららぽーとができる?できない?」というお話。

正確には、日産車体湘南工場第一地区跡地の都市計画のお話です。
2014年3月26日、オフィシャルな発表がありました。

 

◆平塚市ウェブサイト
3月定例市長記者会見 日産車体湘南工場第一地区跡地、都市計画手続きへ

◆Yahoo!ニュース
日産車体工場跡地、平塚市が4月に都市計画手続き

 

平塚に住む人間として、自転車で遊びにいける距離にららぽーとができるというニュースは大きなインパクトがありました。

 

ららぽーとが平塚にもたらす集客効果

これは、誰が考えても絶大と答えるのではないでしょうか。もうすこし、マーケッター視点でその根拠を分析をしてみます。

ららぽーとTOKYO-BAYの敷地面積がもっとも近い

ひとつの指標になるかなぁと考えたのが、ららぽーとTOKYO_BAYのデータです。理由は、現存する場所との敷地面積が一番近いから。まぁ敷地面積が近いからといって、店舗面積、店舗数、駐車場により大きく数字は異なるのであくまで参考値としてご覧ください。

 

ららぽーとTOKYO-BAYの集客規模(ウィキペディアから引用)

ららぽーとTOKYO-BAYの初年度は200店舗、年間来場者数約1,200万人。その後さらに規模が拡大していき、450の専門店や飲食店に加えて映画館などのアミューズメント施設を備え、年間約2,500万人が訪れている。

 

とあります。

仮に年間2,500万の人が平塚に訪れることになったとしましょう。月ベースで考えると208万人以上のお客さんが平塚を訪れることになる訳です。これは相当大きなビジネスチャンスになる!と捉えるのが賢明なマーケッターのはず。もちろん、経営者の方も同じはず。

ちなみに、平塚市で年に1度行われている湘南ひらつか七夕まつりの来場者数はざっくり360万人。年間で2,500万人という規模は相当インパクトがあるということですよね。

平塚 ○○○の検索ボリュームが相対的に増えるはず

ウェブ集客の観点から考えてみましょう。

徐々にではありますが今後「平塚 ららぽーと」「日産車体跡地 ららぽーと」といったキーワードで検索する人が増えていくと思います。

将来的にいうと、ららぽーとに寄ったついでに「平塚界隈に良いお店あるかなぁ」と思い立って検索する人も増えるはず。

例えば「平塚 駅前」「平塚 カフェ」「平塚 雑貨屋」などで検索をして、お店にぶらり立ち寄る、そんな人が増えることが想定されるということです。

だから、2014年の今からウェブサイトを作り込んでおくのは決して早すぎる話ではありません。ウェブサイトは先行者有利という側面もあるので。

検索はスマートフォンから

平塚にららぽーとが開業する頃には今以上にスマートフォン検索が普及していることでしょう。近未来を見据えてウェブサイトをスマートフォン対応することも検討してみるのも良いかもしれませんね。

位置情報検索も普及する

スマートフォンが普及すると、位置情報を起点とした検索文化も広がっていきます。例えば「現在地から500m以内にある○○○」といった具合です。そのハブとなるのもウェブサイトだったりします。

多少のポジショントークがあるにせよ、このチャンスを100%活かす準備は今から少しずつでも良いので考えたほうが良いと思います。

 

ちなみに気になる開業日は?

日産車体と三井不動産は2012年11月に行った住民説明会で、「ららぽーと」を想定した商業施設について、2015年秋〜16年春ごろの開業を目指すとしていました。

140422-3

商業施設の内容、開業時期などの正式決定は上記の都市計画手続きのスケジュールの中で明らかになっていくようです。ですから、2014年にはある程度のタイミングは見えてくると思います。

仮に遅れたとしても、東京オリンピック開幕までには開業していることでしょう。

 

もしかしたら日本一のショッピングセンター・都市計画モデルになるかもしれない

半分戯れ言、半分本気の予想です。

日産車体湘南工場第一地区跡地、都市計画手続きへ(別紙)

この資料が示すとおり、実はただの大型ショッピングセンターが開業する話ではありません。

140422-1

140422-2

大型ショッピングセンターの近隣には、マンション、住宅、医療・福祉施設が建設されることになっているからです。また、引き続き日産車体が操業を継続をしていく計画もあるためです。

つまり、平塚(北側)全体の価値は確実に底上げされることになります。

平塚に住みたい、そう思う家族が増えると思います。

人が増えるということは、駅前や、商店街の集客にも繋がります。平塚に住むものとして、マーケッターとしてもこのニュースや計画、実現は胸が躍る話であることは間違いありません。

 

私が勝手に気にしている点

最後は私が勝手に思ったことをまとめてみました。

平塚駅から距離がある

送迎バスは必須の距離感です。自転車のレンタルとか、商店街の取り組みとしてできないかしら。

商店街が過疎化するのでは?

結論、閑古鳥が鳴く店舗も出てくるでしょう。しかし、その逆も然り。マーケティングができる店舗は生き残れます。

渋滞するのでは?

この問題が一番頭の痛い問題かもしれませんね。